2009年 4月25日(土) |
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- 今日から早々とゴールデンウィーク…という方もいるかと思いますが、私自身はまだゴールデンウィークには
入らない直前の週末。
行きたい所があって、この週末を使って東北へ出かけることにしました。
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- 朝4時起床で最後の荷造りを済ませて、5時過ぎに自宅を出発。
地下鉄の始発に乗り込み、横浜へ向かいます。
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- 横浜からJRに乗り換え。
東海道線で東京へ向かいますが、入れ替わりで静岡へ向かう普通列車が現在唯一残るJR東海の373系でしたので、もちろん撮影しておきました(苦笑)
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- 東海道線で東京へ行き、東北・上越新幹線の改札をくぐります。
今回乗り込むのは山形新幹線「つばさ73号」。
福島まで東北新幹線「やまびこ」と併結することが多い「つばさ」ですが、
この「つばさ73号」は東京から単独で山形・新庄まで行きます。
長い東京駅の新幹線ホームにちょこんと止まっているE3系は不思議な感じでした。
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- 「つばさ73号」は定刻6時36分に東京駅を出発。
このE3系、最新型の2000番台で、東海道・山陽新幹線のN700系と同じく窓側の席にACコンセントが着いているタイプで、
朝食を食べた後、9号機(loox)を立ち上げてました。
山形新幹線を成功に導いた400系新幹線の置き換え用としてこれから増備されるようですね。
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- 「つばさ73号」は、福島から東北新幹線と分かれて奥羽線へ。
厳しい急坂の板谷峠を越えて、米沢、高畠、赤湯、かみのやま温泉と止まっていきます。
雨模様なのは、どうしようもないみたいです(-_-;;
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- 定刻9時41分に「つばさ73号」は、山形駅に到着しました。
朝早いということもあって、まだ静かな雰囲気でしたね。
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- 今日の目的は、山形県南部に広がる桜の木を見て回る「置賜(おきたま)さくら回廊」めぐり。
すべて公共交通機関で見回るのは難しそうなので、山形駅からレンタカーを借ります。
今回は土・日きっぷのキャンペーンで、1日借りてもSクラス2,000円。
利用しない手はありませんね(苦笑)
車はスズキのスイフトでした。
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- 雨が降る中、山形駅を10時過ぎに出発。
市内を走り抜け、国道348号線で白鷹町へ向かいます。
途中で桜が開花しているのを見ることはできますが、気温は1桁(^_^;;
結構寒そうです。
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- トンネルを超えて白鷹町へ入り、山形鉄道 フラワー長井線の荒砥(あらと)駅へ。
ここで車を置かせてもらって、「置賜さくら回廊」の桜めぐりを始めます。
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- 荒砥駅から5,6分ほど歩き、称名寺阿弥陀堂の桜へ到着。
かなり散っていて、ほんの少し花が残る状態でしたが、花を咲かせるときれいだろうなぁ…というのは容易に想像できました。
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- 称名寺阿弥陀堂の桜から荒砥駅に戻ります。
フラワー長井線の次のレールバスが荒砥駅にやってくるのは、約1時間先ということだったので、駅舎内にあるひな飾りを見た後、車に戻りました。
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- 次の桜は八乙女種まき桜。
荒砥駅からは車ですぐ。
商店街の駐車場に車を止めて歩いて行くと、旧荒砥城址だったという八乙女八幡神社の境内に、大きなエドヒガンの桜がありました。
樹齢は約500年だそうです。
こちらも散り始めてはいましたが、雨がそぼ降る境内で静かにたたずんでいる感じがしましたね。
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- 八乙女種まき桜の奥にあったのは、大河ドラマ「天地人」でもおなじみの直江兼続が、戦勝祈願に訪れたという御楯稲荷神社。
稲荷神社だけに狛犬ならぬ狛狐がいましたね。
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- 八乙女種まき桜を後にして、次は最上川を渡って、赤坂の薬師桜へ向かいます。
細い道が丘を越える手前にしっかりと根を下ろした古木です。樹齢は約980年とのこと。
風格のある桜の木だなぁ…と思いました。
散り始めという感じで、天気が良ければ白い花が青空に映えるのでしょうけど、こればかりはしょうがないですね。
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- ここでいったん桜めぐりは中断。
先ほど渡ってきたばかりの最上川を渡り直しました。
なぜ戻って来たかというと、この最上川にかかる山形鉄道 フラワー長井線の最上川橋梁に注目。
実は明治時代に東海道線の木曽川を渡る橋梁として使われていたものを移設したそうで、100年以上前の鉄道橋が現役で残るとても貴重な橋梁なのだとか。
先ほど荒砥駅で次のレールバスが来る時間を確認済みですので、タイミングよく鉄道橋を渡るレールバスが見られるといいかな…と思ってやってきた次第です。
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- しばらく待っていると、対岸から1両編成のレールバスがやってきました。
雨が降っている中、なんとか撮影することができました。
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- このレールバスは荒砥駅到着後7分でですぐに折り返してくるので、ちょっと待っていました。
そうしたら、増結して3両編成になって赤湯方面へ向かっていきました。
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- さて、ちょっと寄り道してしまいましたが、桜めぐりを再開します。
再び最上川を渡って、次は子守堂の桜へ向かいます。
ところが、子守堂の桜の上にも素敵な桜があるのを見つけました。
名前は特につけられていないようですが、こちらも撮影しておきます。
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- 子守堂の桜は、ライトアップできるように準備されていました。
樹齢は約1000年だそうです。
こちらも花はほとんど散っていましたが、咲いている時に見てみたいと思える風格を感じましたね。
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- 車に戻り、次は山口奨学桜へ。
ソメイヨシノの大きな桜の木です。散り始めていますが、周囲に建物がないので、よく目立ちます。
雨がだんだんうらめしくなってきました(苦笑)
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- 続いて訪れたのは十二の桜。
樹齢400年ほどのエドヒガンだそうですが、少し散り始めてはいるもののちょうど見頃という感じ。
遠くからも良く目立ちます。
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- 既に時計は12時半をまわっています。
このまま動き続けていると、お昼を食べてる暇がないかも…ということで、十二の桜の横にある売店で山形名物玉こんにゃくを頂きました。
お店の方に話を伺ったら、今年の桜の開花はいつもより早かったのだそうです。
外が寒かったこともあって、こんにゃくとお漬け物で暖まりました(苦笑)
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- のんびりとした後、十二の桜を後にします。
県道沿いにもきれいな桜の花の組み合わせが見られましたね。
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- 続いて向かったのは、薬師桜なのですが、駐車場はその先の釜の越桜と共通ということで、釜の越桜の駐車場に車を止めます。
ここは桜保存のための基金に…ということで有料でした。
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- 釜の越桜もエドヒガンです。
樹齢は約800年とのこと。
ソメイヨシノでしょうか、背後の桜との組み合わせがきれいでしたね。
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- 雨が降り続く中、遊歩道を歩いて薬師桜へ向かいますが、周囲に咲く桜もきれいでしたね。
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- 薬師桜は、樹齢1,200年と言われるエドヒガンで、その幹の太さが貫禄すら感じました。
花はやはり散り始めですが、見応えがありますね。
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- 再び遊歩道を歩いて、釜の越桜に戻って来ました。
違う角度から改めて眺めた後、車に戻りました。
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- ここから先は白鷹町から長井市に入ります。
続いての桜は白兎のしだれ桜。
葉山神社の境内にあるしだれ桜は樹齢200年ほどで、日本三十三枝垂桜の一つなのだとか。
こちらも少し散り始めていましたが、薄桃色の花がきれいでした。
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- 次に訪れたは草岡の大明神桜。
樹齢1,200年というエドヒガンで、伊達政宗が若かりし頃の伝説も残っているとのこと。
花は見頃できれいだったのですが、雨交じりの雲が覆う空の下だったのが残念です。
まあ見頃の時に訪れることができたのですから、文句を言ってはいけませんね。
ちなみに幹まわりでは、日本三大桜を差し置いて日本で2番目に太い桜なんだそうです。
すごいですね。
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- これで最上川の左岸側はほとんど見ることができましたので、右岸側に進路を切り替えることにします。
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- いったん白鷹町に戻る形となり、最上川を渡って訪れたのは、原のしだれ桜。
#ちょっと道案内を見つけられず、危なく見落とす所でした。
ここは樹齢500年ほどのエドヒガン系のしだれ桜なのだとか。
雨のせいもあるのでしょうか、かなり散っていましたね。
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- 続いて向かったのは、殿入り(どのいり)桜という桜。
樹齢680年のエドヒガンだそうです。
この木以外にもたくさんの桜があり、周囲はまさに桜吹雪状態でした。
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- 白鷹町から国道287号線経由で再び長井市に入ります。
白つつじ公園で車を止めてトイレ休憩(苦笑)。
白つつじ公園や近くの最上川堤防千本桜も桜の名所なのですが、既に葉桜に近い状態でしたね。
#ほんの少しだけ、満開のしだれ桜が並んでいる所を見つけたのですが、うっかり撮り損ないました(苦笑)
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- 国道287号線から離れて、次に向かったのは伊佐沢の久保桜。
こちらも樹齢1,200年のエドヒガンです。
ちょうど見頃になっていたので、傘を差しつつ周囲から見回ってみました。
ライトアップもされるそうで、きっときれいなんでしょうね。
また来たいものです(笑)
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- 伊佐沢の久保桜を後にして、長井市から南陽市へ移動します。
次に向かったのは双松公園。
ちょっとした高台にあり、駐車場のまわりにもたくさんの桜の木があって、まさに桜吹雪状態でした。
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- この双松公園には、2つの桜の木があります。
一つは慶海桜(けいかいさくら)。
駐車場から少し下った所にある樹齢約150年のしだれ桜です。
雨が降り続いていることもあって、誰もいませんでした(苦笑)
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- 続いてもう一つは眺陽桜(ちょうようさくら)。
美しい枝垂れ桜でした。
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- 双松公園を後にして、丘の麓にあった宮内熊野神社にも参拝。
本殿の雰囲気が荘厳でびっくりしました。
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- そろそろ時間が気になる所ですが、赤湯温泉へ向かいます。
雨の中を移動していますし、温泉でのんびりしたい所ではありますが、まだ明るいので桜をめぐります。
やってきたのは、烏帽子山公園。
千本桜の名前のとおり、たくさんの桜が植えられているのですが、今日の雨もあるのでしょう、既にかなり
散っていましたね。
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- 烏帽子山公園には、全国から桜の銘木を分けてもらって二代目の桜ばかりを集めた名木二代目園があります。
いろいろな桜の木があり、その中には見頃を迎えているものもありました。
これで「置賜さくら回廊」の桜めぐりのフィナーレにしましょうか。
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- 時計を見ると既に16時半…。
1日で見回るにはボリュームが多いということですね>置賜さくら回廊
レンタカーを返す時間をにらんで、烏帽子山公園を降りた所にあった龍上海本店(新横浜ラーメン博物館にも出店してます)のからみそラーメンを遅い昼食にしました。
辛かったけどおいしかったです(*^_^*)
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- 赤湯を後にして、国道13号線で山形市内を目指します。
最後、山形上山インターチェンジから1区間だけ東北中央自動車道を使って山形中央インターチェンジまで移動し、
ガソリンを入れて山形駅に戻ってきたら、ちょうど18時でした。
今日の走行距離は131.6km。良く走った方ではないでしょうか。
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- 今日は山形では泊まらずに仙台へ行くため、仙山線の電車に乗り込みます。
車内の暖房が心地よかったですね。
#それにしてもE721系のシートは堅かった(-_-;;
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- 仙山線の電車で、仙台までは1時間ちょっと。
山越えをするまではほとんど外の光がなかったのに、仙台に近づくに連れて街の明かりが増えていくのが印象に残りました。
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- 仙台には20時過ぎに到着。
ちょっとだけ仙台駅に発着する電車の撮影をした後、改札を出ました。
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- 夕食は、仙台駅構内の牛たん通りのお店で。
もちろん牛タンを頂きました。
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- 夕食後、仙台駅近くのホテルへ21時前に到着。
写真を整理したりしているうちにあっという間に夜がふけていきます。
明日も早いのですが、果たして起きられるのでしょうか(苦笑)
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- ということで… 〜今日の"乗りました記録"〜
自宅〜(横浜市営地下鉄 ブルーライン)〜横浜〜(東海道線 普通 東京行き)〜東京〜
(山形新幹線 つばさ73号 新庄行き)〜山形〜(レンタカー 131.6km)〜置賜さくら回廊の桜めぐり〜
山形〜(仙山線 普通 仙台行き)〜仙台〜宿
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