2005年 8月 9日(火) |
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- 夏休み4日目。今日もゆっくり起きよう…ということで8時に起床しました。
8時半過ぎに朝食を食べにレストランへ降りていったのですが、いつもの調子でスリッパで出てしまったので係の方にやんわりと注意を頂いてしまいました(^_^;;
#ついうっかりしてました(苦笑)
朝食後9時半にホテルをチェックアウトしました。
今日は霧島まで行く予定です。
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- まずは正面にある熊本城へ。
駐車場へ入るのに反時計回りで進んでしまったため、ほぼ4分の3周するハメに(^_^;;
おかげで熊本城周遊バスを目撃するというおまけまでついてしまいました。
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- 二の丸駐車場に車を止めて、登城へ。
久しぶりの大きなお城なので、スケールの大きさに圧倒されます。
暑いのは我慢して、天守閣へ。昭和の時代に再建されたお城なので途中階までは冷房が効いてます(爆)
天守閣の上には6階分の階段を上がって到達。眺めも良かったです。
再来年熊本城は築城400周年を迎えるとのこと。これを記念して、現在本丸御殿の復元工事が行われています。
できあがった時にはまた見所が増えそうですね。
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- 熊本城を後にして、霧島方面へ進むことに。
その前に熊本市内でガソリン給油。長崎で129円、佐賀で117円という表示を見たのですが、熊本では127円でした。
満タンになった後、益城熊本空港インターチェンジより九州道へ。
八代(やつしろ)を過ぎると人吉まではトンネル23本連続という山岳高速になりますが、車の量も多くなく順調に人吉まできました。
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- 人吉インターチェンジで降りて、カーナビの言う通りに市街を抜けます。
途中のコンビニで休憩がてら昼食。
最近はコンビニがどこにでもあるので、ドライブが楽ですね。
市街から国道267号線に入り大口方面へ。
これから先はJR肥薩線の駅を探訪することにしました。
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- JR肥薩線は鹿児島線の八代から日豊線の隼人(はやと)へ至る路線です。
九州の幹線である鹿児島線は北九州の門司港から博多、熊本を経て鹿児島に至る路線ですが、開通当初八代から鹿児島までは山沿いを走る
現在の肥薩線のルートで開業しました。その後八代から出水、川内を通る海側ルートが出来たことで、こちらが鹿児島線となっています。
※さらにこの海側ルートは九州新幹線「つばめ」の開業(新八代−鹿児島中央)により、八代−川内間が第3セクターの肥薩おれんじ鉄道に
変わってしまいました。
この山沿いルートの選択については当時の軍の意向があったとのことです。
熊本県から宮崎県、鹿児島県に至る県境は標高の高い山が多く、難工事になりました。
その結果、スイッチバック、ループ線の連続という鉄道としては珍しい特徴も持つ路線となり、現在は観光路線として売り出し中です。
その肥薩線のハイライトと言ってもいい駅を訪ねてみることにしました。
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- 肥薩線のハイライトは人吉駅(熊本県)から吉松駅(宮崎県)に至る県境越え。
人吉駅から大畑(おこば)駅までずっと登っていきます。
大畑駅はスイッチバックの駅なので、列車はここで一旦逆方向に進み、標高を稼いだ後、さらにループ線を通って次の矢岳駅へ。
矢岳駅を過ぎるとトンネルを抜けて宮崎県側に。
こちらにもスイッチバック形式の真幸(まさき)駅があり、そのまま山を下って吉松駅へ到着します。
開業当時はこのきつい路線を蒸気機関車がえっちらおっちらと乗り越えていましたが、ディーゼルカーになっても難所であることは間違いないようです。
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- 肥薩線の駅探訪、まずは矢岳駅へ向かいます。
駅の順番からすれば大畑駅の方が先なのですが、道路地図を見る限り矢岳駅への道はどん詰まりとなっていて、こちらを先にしたほうが
コース取りがしやすいという判断です。
国道267号線から「矢岳・大畑↑」という案内に従って細い道へ。
カーナビにも道路はちゃんと出ているので安心はするものの対向車が来ないことを祈るのみです(苦笑)。
途中肥薩線を踏切で越えます。
その先にある分岐では「大畑6km」「矢岳5km」とあり、どうやら地図にはない道があるようではあります。
そのまま矢岳方面へ。時折車両とすれ違いながら矢岳駅へ到着。小さな小さな無人駅です。
ここには人吉市のSL資料館があり、その昔肥薩線を走ったD51 170号が静かに眠っています。
きれいに保存されているようで何よりでした。
駅の時刻表を見ると30分ほど前に列車が出たようで、次の列車が来るのは1時間以上後とのことなので、次の大畑駅へ向かうことにしました。
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- 矢岳駅を出て、来た道を戻ります。
先ほど見つけた大畑方面の分岐は気にはなったのですが、山奥でもあり心配なので通るのはやめて一旦人吉市街まで戻ることにします。
国道267号線まで戻って一安心。その後国道219号線へ入り、ここでトイレ休憩のため大型スーパーへ。
ついでに風邪薬を買い込んでしまいました(^_^;;
#手元にある薬は飲んでいましたが、いっこうに喉の調子が元にもどらないのです(/_;)
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- 大型スーパーを出て、国道221号線をえびの方面に進みます。
カーナビの案内に従い、大畑駅方面の道に入ります。
駅手前1kmまでは走りやすい道だったのですが、最後の1kmは対向車が来てもすれ違うスペースがほとんどない藪のような道(@_@)
ドキドキでした。
そんなドキドキを乗り越えて無事大畑駅に到着しました。
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- 到着したρ^^)を一人の男性が出迎えてくれました。
お話からすると駅の管理を任されている方のようですが、なぜかデジカメを持ってます(^_^;;。
ご挨拶をしてお話を聞いて見ると猿が出たとのこと。
画像には収められませんでしたが、確かに猿が5匹ほどドドドと線路を横断してループ線の奥の山に隠れていきました。
まもなく列車がやってくる…ということなので、ρ^^)も駅の撮影をして列車が来るのを待つことにしました。
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- 遠くから警笛の音が聞こえました。
ループ線の向こうで観光案内のために止まっているとのこと。
やがてループ線上に列車があらわれました。
ループ線を出た先がスイッチバック。
方向転換して大畑駅に入線してきたのは人吉行きの「しんぺい4号」。
真っ赤な色に塗られた2両編成のディーゼルカーです。
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- 大畑駅到着後、乗客の皆さんは出発時間まで駅を眺めたり、駅や列車の写真を撮ったりと思い思いの時間を過ごします。
5分ほどで出発を知らせる警笛の音を鳴らし、乗客を回収した「しんぺい4号」は大畑駅を出発。
分岐を渡って人吉方向へ向かって出発していきました。
この列車は吉松から人吉へ向かう「しんぺい号」、人吉から吉松へ向かう「いさぶろう号」のセットとなっており、九州新幹線「つばめ」の開業とと同時に誕生した列車です。
これからも末永く親しまれて欲しいですね。
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- 「しんぺい4号」が出発した後、先の男性にいろいろなお話を伺います。
今月で引退することが決まった「SLあそBoy」用の8620型58654号蒸気機関車の代わりがいないか探されているようで、その中にρ^^)も
先ほど見てきた矢岳駅で保存中のD51 170号がリストアップされているとのこと。
小倉工場から蒸気機関車修繕のチームが状態を見に矢岳駅まで来られたとか、八代−人吉間に10月から観光列車(トロッコ列車らしい)を走らせる
かも知れない…という貴重な情報を伺いました。
58654号蒸気機関車の引退で九州で現役のSLはいなくなりますから、これは実現すると嬉しい情報になりそうですね。
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- ご挨拶をして大畑駅を後にします。
先の細い道も無事対向車0で通過し、国道221号線に復帰。
肥薩線もスイッチバック、ループ線を駆使して乗り越えている県境、もちろん道路も似たようなものです。
人吉側、えびの側それぞれループ橋を設けて県境を越えています。
えびの側のループは正面の霧島連峰の山々の眺めがいいのですが、止める駐車場がないのが痛い所です。
こればっかりはしょうがありませんね。
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- えびの市内に降りてきてえびのインターチェンジから再び九州道に。
えびのジャンクションで鹿児島方向に進み横川インターチェンジで降り、ここから霧島温泉郷へ県道と国道223号線を使って進みます。
今夜は丸尾温泉の旅行人山荘に泊まります。
国道からの入口がちょっとわかりにくかったのですが、無事17時過ぎに到着しました。
通算走行距離は587.3km、今日の走行距離は205.0kmでした。
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- 部屋に通されて、窓の外を見ると桜島が見えました\^o^/
にわか雨上がりということもあって見えたようです。
霧島に止まるのは3回目だと思いますが、桜島がちゃんと見えた記憶はなかったので嬉しかったです(^_^ゞ
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- 貸切の露天風呂一つにも入れるということなので、その時間を調整した結果夕飯は19時半に。
まずは大浴場へ。錦江湾、桜島を眺めることができる気持ちのいい露天風呂を独り占めしていました(^_^;;
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- その後、足湯へ。
こちらも気持ちよかったです(^_^;;
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- 最後に散歩コースの途中にあるという貸切露天風呂へ。
まさに林の中にある露天風呂で見晴らしこそ良くありませんが、森林浴効果たっぷりの露天風呂でのんびりしていました。
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- お風呂から戻ってくると、夜のとばりが落ちようとする夕方の風景がとてもきれいでした。
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- そして夕飯。多すぎず、少なすぎずという量でおいしく頂きました(^o^)
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- 部屋に戻ってきてパソコンでお会計を済ませてちょっとしてから就寝。
星も少し窓から見えましたし、夜景もきれいでした。
明日は最終日。夕方まで何をするかは寝ている間に考えることに致します(苦笑)
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