2003年11月 1日(土)
  • 世の中は3連休という方も多いと思います。そんな中半日早くお休みを頂いて昨夜松江入りしたρ^^)。
    6時半に起きてホテルサービスのコーヒーとパンで朝食を済ませます。
    7時半過ぎにチェックアウトして歩いてすぐの松江駅へ向かいました。
JR松江駅
JR松江駅
  • 松江駅からは七類港へ向かう直行バスに乗ります。7時55分発だというのに10分前にはたくさんの人が…(^_^;;
    5分ほど前にバスが到着。ほぼ満席の状態で出発。途中で人が乗り込んできて補助席も使って…という状態になり、
    七類港へ進みます。決して広くはない国道431号線を進み、境水道大橋が見えてきた所で山の中へ。
    トンネルを越えてしばらくすると七類港に到着です。ここからは隠岐へ向かう船に乗ります。
七類港行きの
  一畑バス
七類港行きの一畑バス
  • 隠岐は大きく分けて島前(どうぜん)、島後(どうご)に分割できます。
    9時発の島後・西郷港へ直行する「フェリーくにが」と島前の各島に
    寄って行く9時20分発の「フェリーしらしま」があり、ρ^^)はたくさん
    の釣り客に混じって「フェリーしらしま」に乗船。
    特徴ある形をした七類港ターミナルを後にして「フェリーしらしま」は
    定刻に隠岐へ向けて出発しました。
「フェリーしらしま」に乗って七類港を出発
七類港の乗り場案内 隠岐汽船の乗船券(隠岐−本土) フェリーしらしま:七類港にて 七類港を出発
  • 七類港を出て、港の入口にある九島を過ぎると日本海へ出ます。
    本当にいいお天気で、しばらく離れる本土を船内からずっとみていました。
本土を離れ日本海へ
九島の灯台 九島の奥に七類港が見えます 島根半島
  • 最初の寄港地である島前の知夫里島(ちぶりじま)・来居(くりい)港までは約2時間の行程。
    荒れ狂うイメージの強い日本海ですが、今日は穏やか。
    途中から2等船室を抜け出してデッキに出ていたら、来居港のある知夫里島が見えてきました。
    青い海と青い空と島影、とっても絵になりますよね。
「フェリーしらしま」知夫里島に接近
穏やかな日本海
  を航行中…
穏やかな日本海を進む「フェリーしらしま」
知夫里島
知夫里島(1) 知夫里島に接近中(1) 知夫里島(2) 知夫里島と遠くに見える西ノ島
知夫里島(3)/左の小さな島は竹島 知夫里島(4) 知夫里島に接近中(2)
進行方向右側には西ノ島が…
西ノ島(1) 西ノ島(2)/木路ヶ崎
  • 来居港に入るために「フェリーしらしま」はくるっとUターン。
    港にはこれから境港へ向かう「フェリーおきじ」が出航しようとするところでした。
    漁船やプレジャーボートと共にフェリーが仲良く航行している風景、絵になりますね〜(^_^)v
知夫里島・来居港へ寄港
港へ向けてターン 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航
港へ向けて大きくターン 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(1) 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(2) 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(3) 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(4) 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(5) 「フェリーおきじ」が境港へ向けて出航(6)
  • ここでは約10分ほど停泊。6割以上のお客さんが降りていったようです。
    「フェリーしらしま」はここから次の寄港地、西ノ島の浦郷港へ。
    島と島が近い距離にある風景は瀬戸内海を思い浮かべますね。
    約30分ほどの航海で浦郷港に到着しました。ρ^^)もここで下船します。
西ノ島・浦郷港に上陸
赤灘の瀬戸(左:知夫里島,右:西ノ島) 「フェリーしらしま」浦郷港に到着
  • ターミナルのコインロッカーに大きな荷物を預け、次に乗る予定の観光船の乗り場を
    チェック。ちょうど12時になったので、お昼にします。
    ガイドブックで紹介されていたお寿司やさんで地の魚のお寿司を。
    おいしかったです(*^_^*)
浦郷の街 昼食:地の魚のお寿司
浦郷の街 国賀寿司 にぎり(上)
  • 昼食後、観光船乗り場に戻ります。ここからは隠岐の代表的な名勝である国賀めぐりに。
    一度来てみたいと思ったところでした。7割くらいの乗船率で観光船に乗り込みます。
    13時ちょうどに浦郷港を出発しました。
国賀めぐり観光船に乗船
国賀めぐり観光船の乗船券 国賀めぐり観光船に乗船
  • 観光船と言っても高速船なので飛ばせる所はぐんぐんと飛ばします。
    まず浦郷港から東に向かい、大きな入り江である美田湾に入ります。
    港の中をゆっくり進むとその先にあるのは船引運河。
    美田湾と外浜をつなぐ幅の狭い運河で、ここを抜けると西ノ島の北側に
    出られます。
    ここからダイナミックな国賀海岸のパノラマがスタートします。
美田湾、船引運河を経て、西ノ島の北側へ…
美田湾で休む水鳥の群れ 船引運河へ突入 船引運河を進行中 船引運河を抜けると外浜に…
  • 日本海の荒波に削られた断崖や奇岩が続く国賀海岸、観光船も左側だけでなく時にはくるっと向きを反転して
    右側のお客さんにも風景を楽しんでもらえるように心配りがされています。
    少し波があるもののスカッと晴れた秋晴れで、暖かいというより暑い!という感じでした。
    ダイナミックな風景をお楽しみ下さい。
国賀海岸の風景(1)
断崖、奇岩が続く国賀海岸のプロローグ 亀島 こんな狭いスペースにも入っていきます… 金棒岩
亀島(1) 亀島(2) 金棒岩
  • そして乙姫御殿という洞窟へ。
    波もそんなに高くない…ということで観光船はこの洞窟の中に突っ込んでいきます(@_@)
    突っ込んで奥まで行った後、バックで別方向の出口に出ました。
    船長さんの操船技術に拍手ですね(^^)
国賀海岸の風景(2)
乙姫御殿
乙姫御殿(1) 乙姫御殿(2)/中へ突っ込む観光船 乙姫御殿(3)/この出口へバックで出て行きます
  • そして海に削られた海触崖では日本一の高さを誇るという摩天崖(まてんがい)を見ます。
    高さは257mといいますから、東京タワー(333m)よりほんのちょっと低いくらい。
    スケールの大きさにもうびっくり(@_@)です。
国賀海岸の風景(3)
摩天崖
摩天崖(1) 摩天崖(2)
  • そして次に現れたのは通天橋という国賀海岸を代表する巨大な岩。
    少し見にくい感じでしたがこれが見られて良かったです。
国賀海岸の風景(4)
通天橋(観光船から)
通天橋(1)/観光船から
  • 観光船はさらに西へ進んでいきます。
    天上界のロウ
    ソク岩などの奇岩、国賀の赤壁(せきへき)などここでしか見られないと思える風景を続けて見ていました。
国賀海岸の風景(5)
国賀海岸の絶景はまだまだ続く 天上界のロウソク岩 こんなのどかな風景もあります 国賀の赤壁 やっぱり切り立った崖が多いです
天上界のロウソク岩(1) 天上界のロウソク岩(2) 国賀の赤壁
  • 観光船は折り返しポイントに近い明暗(あけくれ)の岩屋に。
    ここは波が静かだと中をくぐれる洞窟なのですが、ただの洞窟では
    なく中で90度直角に曲がっている…というもの。
    途中は光がささない真っ暗な空間なんだとか。
    今日は波の向きが悪く、船体ぎりぎりの幅しかない洞窟の中には
    行けない…ということで出口側だけ突っ込みました。
    本当に自然は凄いものを用意してくれますね。
国賀海岸の風景(6)
明暗(あけくれ)の岩屋
明暗の岩屋(1)/東側の入口 明暗の岩屋(2)/西側の出口から突っ込みます 明暗の岩屋(3)/ここで直角に曲がっています 明暗の岩屋(4)/西側の出口
  • さて観光ポイントは全部めぐったということで浦郷港へ直行することに…。
    浦郷港までは約25分くらいとのこと、いやぁ良かったですね〜。
国賀海岸の風景(7)
大神の立岩(ローソク岩)
大神の立岩(ローソク岩)
  • と思ったら船長さんから突然アナウンスが。「もしお急ぎの方がいらっしゃなければ国賀浜に少し寄りたいと思います」とのこと。
    特にそういう方もいらっしゃらなかったようで、観光船は国賀浜へ。
    船長さん、船の操船もして、ひとりで観光スポットの説明もこなして、船もささっと横付けするし、いやぁたいしたものです。
    20分ほど時間があります…ということでさっそく展望台へ向かいました。
    #ちなみに海岸縁には最近話題の巨大なくらげ「エチゼンクラゲ」がいっぱいいました(苦笑)
  • 展望台にあがるともう絶句...(@_@)
    目の前には先ほど観光船から見た通天橋が美しくそびえています。言葉は何もいらないです。
    最高の風景でした\^o^/
国賀海岸の風景(8)
国賀浜から見た通天橋
国賀浜の観光案内図 国賀浜から見た天上界のロウソク岩 通天橋(2)(国賀浜展望台から) 通天橋(3)(国賀浜展望台から) 通天橋(4)(国賀浜展望台から)
通天橋(5)(国賀浜展望台から) 通天橋(6)(国賀浜展望台から) 通天橋(7)(国賀浜展望台から) 通天橋(8)(国賀浜展望台から)
  • 展望台から戻る景色も島ならでは。
    後で伺ったのですが、普段は観光船でここに寄ることはないそうです。
    船長さんに感謝ですね。
国賀海岸の風景(9)
国賀浜での眺め
国賀浜での眺め(1) 国賀浜での眺め(2) 国賀浜での眺め(3) 黄色の花が演出してくれました
  • そして観光船は浦郷港へまっしぐら。外浜から再び船引運河を通って浦郷港へ
    到着しました。極上の風景を快晴の中で見ることができたのは本当にラッキー
    でしたね。
国賀海岸の風景(10)
浦郷港へ向かう観光船の中より
遠くに大神の立岩を見つつ浦郷港へ そびえ立つ摩天崖の前を突っ走り… 高崎鼻を正面に見ると右へ舵を取り外浜へ…
  • さて時計を見ると14時35分。実は次に乗り込む予定のバスが出発するのは10分後。
    しかも大きな荷物は観光船乗り場から少し離れている隠岐汽船のターミナルのコインロッカーの中(@_@)
    大急ぎで戻り、荷物をピックアップ。そうしたらターミナル前にもバス停があったのでした(^_^;;
    2分ほどで西ノ島町営バスが到着し、無事乗り込むことができました。
西ノ島町営バスのバス停(浦郷)
西ノ島町営バスのバス停(浦郷)
  • 隠岐にも国道はあって、国道485号線が島前・島後にそれぞれ走っています。
    でもさすがに島の道なのでとっても狭いです。
    西ノ島の西と東を行き来するには、先ほど観光船で通過した船引運河を横断する小さな橋しかありません
    でしたが、この国道485号線のバイパスとして美田湾を横断する橋を建設中のようです。
    これができると島の人たちの移動も少しは変わるのでしょうか…。
建設中の国道485号線バイパスと
  船引運河を越える今の国道
美田湾を大きくオーバークロスする国道485号線のバイパスを建設中 船引運河の上を越す今の国道485号線
  • 西ノ島町営バスはどこまで乗っても200円の明朗会計(笑)
    小さな島の割には結構勾配のきつい峠を越えるとバスが向かっている街が見えてきます。
    その名は別府(べっぷ)(^_^;; 西ノ島には今回降りた浦郷の他にもう一つ別府というな港があるのでした。
    隠岐汽船の乗り場のバス停で降りたρ^^)でしたが、次に乗ろうと思っている島前の島々を結ぶフェリーの
    乗り場はなんと次のバス停だったのでした(^_^;;
西ノ島のもう一つの港、
  別府に到着
峠を下ると見える別府の街 西ノ島町営バスを別府隠岐汽船前で下車
  • とことこ歩いていると乗船予定のフェリー「フェリーどうぜん」が接岸するところでした。
    ちなみに隠岐汽船の乗り場には高速船「レインボー」がいました。
    この高速船だと隠岐と本土の間が1時間で結ばれます。
    今回は乗る予定がないのですが、今度機会があったら乗ってみたい気もします。
別府港に停泊中の
  「フェリーどうぜん」と「レインボー」
フェリーどうぜん/別府港にて レインボー/別府港にて
  • 15時半に"フェリーどうぜん"は別府港を出発。向かうは中ノ島の菱浦港。
    車と一緒に歩いてフェリーに乗り込む方式はなんとなく瀬戸内海をイメージしてしまいます。
    穏やかな内海を進み菱浦港に到着しました。
菱浦港に停泊中の
  「フェリーどうぜん」
菱浦港に停泊中の「フェリーどうぜん」
  • 今日はこの中ノ島に泊まります。ということで宿泊先のマリンポートホテル海士(あま)に歩いていきました。
    時計はまだ16時。今日はのんびりできますね〜。
マリンポートホテル海士に到着
マリンポートホテル海士 マリンポートホテル海士の部屋
  • 部屋は全室オーシャンビュー\^o^/
    ちょうど「フェリーどうぜん」が目の前を通過していて、じっくりと
    見てしまいました(^o^)
マリンポートホテル海士の部屋から海を眺める
別府港へ向かう「フェリーどうぜん」(1) 別府港へ向かう「フェリーどうぜん」(2) 島後の方向を望む 別府港から「フェリーどうぜん」が折り返してきました
  • さっそくお風呂に。隠岐で唯一?の温泉というふれこみですが、風呂は小さいものの海が見えるお風呂で
    とっても気持ちが良かったです。
マリンポートホテル海士のお風呂
大浴場入口 海の見える大浴場
  • 夕食は魚づくし。イカとサザエを網焼きにしたり、ズワイガニがいっぱい出たり…とおなかいっぱいになりました(*^_^*)
マリンポートホテル海士の夕食
おしながき マリンポートホテル海士の夕食(1) マリンポートホテル海士の夕食(2)/お刺身など… マリンポートホテル海士の夕食(3)/ずわい蟹と隠岐もずく マリンポートホテル海士の夕食(4)/イカとサザエの網焼き マリンポートホテル海士の夕食(5)/カレイの唐揚げ マリンポートホテル海士の夕食(6)/アラ汁と香の物 マリンポートホテル海士の夕食(7)/オレンジ
  • 後は部屋でのんびりと過ごしています。
    明日は島後に行きます。今日と同じくらい波が穏やかだといいんですけどね。