2002年12月30日(月)
  • 冬休み3日目。宿での朝はめざめスッキリ!? 7時の起床でした。
    今日は9時にはチェックアウトしないといけないので、7時半過ぎにレストランへ行きバイキングスタイルの朝食を食べました。
    レストランから部屋に戻る際にタクシーの予約をフロントにお願いして、荷物を片づけるとあっという間に9時近く。
    チェックアウトを済ませたらタクシーのドライバーさんが待ちかまえてました(苦笑)
    登別駅までタクシーで約20分、今日は一気に横浜まで帰る予定なのです。
  • 登別からは9時40分発の「スーパー北斗6号」に乗車します。
    待っている間、登別駅のホームからは水族館などがある登別マリンパークニクスの建物が見えました。
登別マリンパークニクス
  • 9時半前に札幌方面へ向かって貨物列車が通過していったのですが、さすが北海道ですね。
    通り過ぎた後線路の粉雪を巻き上げていったので、さながら吹雪が急にやってきたかのようでした(^_^ゞ
札幌方面へ向かう貨物列車
  • そして「スーパー北斗6号」に乗車します。やってきたのはJR北海道の新鋭ディーゼル特急車両 281系。
    カーブになると振り子式という制御で車体を線路の内側に傾けて進みスピードアップをはかっています。
    これで函館までは約2時間20分、早いですね。
スーパー北斗6号 函館行き スーパー北斗6号の特急券
  • 「スーパー北斗6号」は雪が舞う中を快調に進みます。
    途中では雪をかぶった山々や噴火湾が見えましたね。
■ スーパー北斗6号からの車窓
スーパー北斗6号の車窓(1)/雪をかぶった山々 スーパー北斗6号の車窓(2)/雪をかぶった山々 スーパー北斗6号の車窓(3)/噴火湾
  • 洞爺では上野から走ってきた寝台特急「エルム」が雪にまみれて停車していました。
    ずっと雪の中を走っていくので運転する人は本当に大変ですね。ご苦労様です。
洞爺駅で交換した寝台特急「エルム」
  • 考えてみれば道内で特急列車に乗って長距離移動するのは一人で道内を動き回っていた時以来凄く久しぶりです。
    旅の途中で長年使っていた三脚が壊れてしまって、やむなく長万部の駅前にあったカメラ屋さんで安い三脚を買ったこととか、
    いろんな想い出がフラッシュバックしてきました。
    そんな長万部では今後の雪に備えてでしょうか。ラッセル車が待機していました。
長万部で待機するラッセル車
  • 途中単線での列車交換や、ずっと雪をかき分けて進んでいくこともあって「スーパー北斗6号」はじりじりと遅れていきます。
    大沼付近では見えるはずの駒ヶ岳は残念ながら見えませんでした。大沼は真っ白でしたね。
真っ白な大沼
  • 結局函館到着は10分遅れの12時過ぎでした。
    ほどなく八戸からやってきた特急「白鳥71号」も函館に到着しました。
    それぞれの列車は折り返して札幌、八戸に向かいますので相互に乗り換えるお客さんも多く、同一ホームで
    乗り換えられるように便宜をはかっているようです。
■ 「スーパー北斗」と「白鳥」の並び
函館に到着したスーパー北斗6号 函館に到着した白鳥71号
  • さて函館では3時間ほどのインターバルを取ってあるのでここで
    ちょっと小休止。まずは駅裏にある朝市の市場内にある食堂で昼食です。
    カニ、いくら、鮭の入ったサービス丼を嫁さんが、お刺身定食をρ^^)が
    食べていたのでした。
    やっぱり海産物はおいしいですよね>北海道。
■ 函館の朝市の中のお店「史実(ふみ)」で昼食
  • おなかもふくれたので、残り時間をどうするか思案します。
    最終的に函館山に登るか温泉に浸かるかになり、結局温泉に浸かるほうに倒れました(^_^;;。
    駅前にある函館市観光案内所に立ち寄り、温泉が空いているかどうかと道順を教えてもらい、さっそく向かうことにしました。
  • 函館には市電が残っています。駅前から谷地頭(やちがしら)行きに乗車
    して、終点の谷地頭まで乗ります。
    途中の十字街ではロープウェイで函館山へ向かうのでしょうか、たくさん
    の方が下りて行かれました。
■ 函館の市電
函館の市電(1) 函館の市電(2) 函館の市電(3) 函館の市電(4)
  • 谷地頭到着後、地図に従って温泉を目指します。5分も歩かずに谷地頭温泉に到着しました。
  • 谷地頭温泉は函館市営でかなり大きな湯船を持つ温泉と聞いてきました。
    入浴料を払って中へ入るとなかなかきれいな施設です。
    中は鉄分の濃いお湯のようで濁っています。
    地元の方から観光客まで多数の方が入っていました。
    ちなみにここにはカラン(水道の蛇口)が100個近くあるとのことで、確認してみたら100個
    プラス固定のシャワーの部分に4個のカランがありました(^_^;;
    待合室からは真っ白になった函館山が見えました。
■ 函館市営 谷地頭温泉
谷地頭温泉(1) 谷地頭温泉(2) 谷地頭温泉から見える函館山
  • のんびりした後、再び市電に乗り込んで函館駅前へ戻ります。
    雪の中を走ってくる市電、なかなか絵になりますね。
■ 谷地頭にて市電を待つ
函館の市電(5) 函館の市電(6)
  • 函館駅に戻っておみやげを追加で買ったり、夕食となる駅弁を買い込むとちょうどいい時間に。
    ここからは「スーパー白鳥28号」に乗車して津軽海峡を越え、八戸へ向かいます。
JR北海道 函館駅
  • スーパー白鳥28号に使われている車両はJR北海道の新鋭電車特急 789系。
    12月にデビューしたばかりなのでたくさんの方が先頭車の前で写真を撮っていました。
    15時40分、定刻に函館駅を出発して一路青森へ向かいます。
■ スーパー白鳥号に乗って八戸へ…
スーパー白鳥28号 八戸行き(1) スーパー白鳥28号 八戸行き(2) スーパー白鳥28号 八戸行き(3) スーパー白鳥28号 八戸行き(4) スーパー白鳥28号の発車案内 スーパー白鳥28号の車内 スーパー白鳥28号の特急券
  • 函館から木古内へ向かう江差線では海沿いに函館山がはっきり見えるはずなのですが、今日は雪のため視界が悪いようで、
    すぐに函館山は見えなくなりました...
    そして長さ53.9kmにも及ぶ世界一の長さを誇る海底トンネルを「スーパー白鳥28号」は突き進んで行きます。
    車内にもどのあたりを走っているかの表示が時折出てきます。
    途中北海道側の海底駅である吉岡海底駅に停車した後もぐんぐん進み、トンネルを出た頃にはすっかり夜になっていました。
スーパー白鳥28号の車内表示
  • 本州に入って初めての停車駅である蟹田駅で乗務員がJR北海道からJR東日本の方に交代。
    一路青森へ進みます。蟹田駅の駅名標はごらんのとおり、とってもわかりやすいものでした(笑)
JR東日本 蟹田駅の駅名標
  • 青森到着でかなりの人が下りましたね。青森駅では進行方向が変わりますので座席を回転させるためバタバタとしていました(^_^;;
    青森からは東北線を進みます。
青森で方向転換するスーパー白鳥28号
  • 青森からは東北線を進み八戸には18時41分到着。ここから新幹線に乗り換えです。
    隣のホームには新幹線開業と同時に第3セクター化された青い森鉄道のホームに、IGRいわて銀河鉄道の
    三戸行き電車が止まっていました。
八戸が近いことを示すスーパー白鳥28号の車内案内 八戸駅ホームに止まるIGRいわて銀河鉄道の電車
  • 12月に八戸延伸開業を果たしたばかりの東北新幹線に乗って一気に東京まで帰るというのが今回のプラン。
    八戸での乗り換え時間は14分。連絡改札では乗車券とスーパー白鳥号の特急券、そしてこれから乗り込むはやて号の特急券3種類を一気に自動改札へ
    ほおりこむ必要がありますが、ここでトラブル続発。3人に1人くらいが入れ方を間違えるか何かで自動改札の餌食(笑)になっていました(^_^;;
    時間に余裕がなかったらパニックになりかねませんね(^_^;;
    乗り込むのは「はやて28号」。ぴかぴかの八戸駅を18時55分定刻に「はやて28号」は走り出しました。
■ 八戸から「はやて28号」に乗って東京へ…
真新しい八戸駅の駅名標 はやて28号の列車案内板 はやて用E2系車両のシンボルマーク はやて28号 東京行き
  • とりあえず帰りは遅くなるので先ほど函館駅で購入した駅弁を夕食としてここで頂きます。
    嫁さんはほたてめし弁当、ρ^^)は青函トンネル弁当。なかなか趣向をこらしたお弁当でした。
■ 夕食:函館駅の駅弁
ほたて弁当/包み ほたて弁当/中はこんな感じ 青函トンネル弁当/包み 青函トンネル弁当/中はこんな感じ
  • 八戸から盛岡までは各駅停車で盛岡で「こまち28号」を連結した後は仙台、大宮、上野と快足を飛ばします。
    東京駅には22時8分着。やっぱり新幹線は速いですね。
    今回は2日後大阪帰省を控えていることもあり、札幌から大阪まで通しの切符にして出費を抑えました。
    ここから東海道線と地下鉄を乗り継いで自宅には23時半帰着。
    北海道の凍てつく寒さと比べるとやさしいくらいの寒さにやっぱり北海道は寒いんだなぁ…というのを実感しましたね。
    これで今年のお出かけは全部終了。本当に良く出かけたものですね(爆笑)
はやて28号の特急券と札幌から大阪までの乗車券